海外からの高校受験、今から意識しておきたいこと(中学生編)

こんにちは、海外在住子女専門国語塾のジョンソン綾です。

「今、のびのびと海外生活を楽しみながらも、帰国後の進路を見据えて、しっかり実力を身に付けておきたい。」そんな希望をもつ小中学生のお子さんの、すべての教科の基礎となる国語力を伸ばすべく、一緒に国語の授業をしています。

友達と共に伸ばし合う超少人数塾コースと、その子の性格や個性、今の実力、進学したい志望校などにがっつり合わせた家庭教師コースとを、塾長自らが担当しております。

今日は、本帰国後に、公立・私立を問わずにトップ校の受験を希望するお子さんが、海外在住時の今から意識しておきたいことを学年別にお話ししたいと思います。






海外からの受験準備(中学1年生)… 小学校の復習&1年生の国語・数学はおさえておく

ここで1番おさえておきたいのは、中学1年生の国語と数学の内容です。

小学生や中学生の理科・社会も、しっかりおさえておきたいところではありますが、優先順位は、中1の国語・数学です。

なぜなら、国語も数学も積み重ねの教科で、直前の詰め込みがなかなか効かないからです。







「国語ができる」ということは、語彙力・読解力・作文力があることを示します。

公立中高一貫校入試の「適性検査」や、2020年度以降の大学共通テスト(昔でいうセンター試験)では、特に、重視されています。

長めの文章を読んで、そこで書かれていることやそこで求められていることを正確に把握する。

そして、それを、自分の言葉でアウトプットする。

私たちが入学試験を受けてきたとき以上に、国語力を重視する流れが来たな。そう感じています。

きっと、語彙力・読解力・発信力、そして、それを支える論理的思考力がある子どもを育てたい。そう、国が望んでいるのでしょうね。

そして、私自身も、そういう力をもった人たちが、次の時代を切り拓いていくのだろうな。そう感じています。






話が逸れましたが、積み重ねの教科である、国語と数学は、1年生のうちに1年生の内容をおさえておきたいものです。

のびのび進学塾じょんじょんは国語塾ではありますが、お子さんやおうちの人からの、算数・数学の質問も受け付けています。

数学に関しては、下記のブログにも綴りました。








海外からの受験準備(中学2年生)… 小学校高学年の漢字を書けるようにしておく&学習時間を増やす

公立高校入試には、小学5・6年生の漢字の読み書きを問う問題が出ます。

中学校で習う漢字は、文章中には出てくるものの、「正しく読みなさい・書きなさい」と問われることはどこの都道府県でもあまり見られないようです。

ですから、2年生のうちに、小学校高学年の漢字の読み書きがしっかりできていることは、帰国後の大きなアドバンテージとなります。









そして、1日の学習時間を、1年生の頃より増やすことをおすすめしたいと思います。

「量と質、どっちが大事?」

この質問は、たくさんの子たちから聞かれるのですが、私の答えは、「どっちも大事。」です。

せっかくの海外生活ですから、今、それをしっかり楽しんでおくことは大切です。

だから、効率よく学習することは言う間でもなく大切にしているのですが、この時期から、そろそろ「量」に慣れ始めることも大切にしたいと思います。

というのも、「量」をこなすことは、その子の実力を伸ばすだけでなく、自ら望んで努力を重ねたという事実は、生涯に渡ってその子の「自信」となるからです。






私自身、高校3年生の夏休みと冬休みには、1日14時間は机に向かっていました。

おかげで、生物は13点→98点、日本史も98点、英語は… といったように、すべての教科で大きく点数が伸び、それが、いまだに「私はやればできる」という自信の源の一つとなっています。

もう高校卒業して、20年以上経つのに、です。

また、中学2年生の頃には、学年300人中150位くらいだったのが、中学3年生の最後のテストでは、学年2位になっていました。

それも、いまだに、「やればできる」という自信の源の一つであると共に、子どもたちを励ますエピソードの一つとなっています。

のびのび進学塾じょんじょんの子たちには「1年生の頃より、学習時間を増やそう。」と、手を替え品を替え、励ましています。









海外からの受験準備(中学3年生)… 12月までには5教科すべての学習範囲を終えておく

中学2年生までは、国語と数学の実力を伸ばすことだけに振り切ってきました。

理科と社会は、通信教育でふれる程度で過ごしてきたわけですが、ここは、公立高校入試の一般入試枠。

理科と社会も、3年生でガッツリ押さえておく必要が出てきます。

ここで、私がおすすめするのは、「教科書をすべて5回通り読む」ことか「同じ問題集を3回やる」ことです。

ここで、先ほど述べた、2年生のときの「学習時間を増やす」が生きてきます。



「教科書を読み込む」にしても「問題集をやり込む」にしても、時間が掛かるものです。

さらに、国語や数学も力を伸ばし、英語の問題形式に慣れてとなると、ある程度の時間を、机に向かう基礎体力が不可欠となります。

のびのび進学塾じょんじょんのフルサポートコースや家庭教師コースでは、それぞれのお子さんに合った宿題や学習のスケジュールをご家庭と連携しながら考えています。







まとめ

海外からの高校受験では、学年ごとに意識しておきたいことが少しずつ異なりました。

受験までの道のりで、今日が1番受験日から遠い日であり、今日が現在地です。

それぞれのお子さんに合ったやり方で、受験を乗り切っていきましょう!!





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