オンライン授業のデメリットをメリットに変える工夫


じょんじょんでは、すべての授業をオンラインで行なっています。
そのため、じょんじょんでは、オンライン授業でよく聞かれるデメリットをメリットに変え、子どもたちが授業に集中しながら、新たな知を得ることを楽しめるよう工夫をしています。
今日は、オンライン授業のデメリットに対する、じょんじょん流の工夫2点について皆さんとシェアしたいと思います。



1 受け身になりがち

確かに、一人の先生がずーーっと話している授業では、オンラインでもオフラインでもそうなってしまいがちです。
まして、子どもが学習内容に興味がないと、「ただ座っているだけ」ということが、オンラインでも対面でも起こります。



じょんじょんでは、教師がずっと一方的に話す授業は行いません。
なぜなら、誰かから教えてもらったことはすぐ忘れてしまいがちですが、誰かの助けを得ても、自分たちで考え、気付き、学び取ったことは、子どもは決して忘れないからです。
そして、それが子どもの知恵となり、自信となり、人生の長きに渡って、その子自身を助けてくれるからです。



以前、こんなことがありました。
低学年のクラスに、Aさんという物静かな女の子がいました。
彼女は、恥ずかしがり屋で自ら進んで発言することはありませんでした。
「彼女は何も言わないし、受け身になってしまってはいないだろうか。」
私は、そう心配していました。
けれど、それは全くの杞憂でした。




ある日、いつものように、私が子どもたちに質問をして、子どもたちが考え発言していく中で授業が進んでいました。
すると、突然、恥ずかしがり屋の彼女が、自分なりの考えを述べ始めたのです。
きっと、彼女にとって、その質問に対して「はっ」と大きな気付きがあったのと、数回一緒に授業をして子どもたちとの信頼関係があったのとで、「言ってみよう」と思ったのでしょうね。



私も子どもたちもびっくりしましたが、「なるほど!」「そういう考え方だと、登場人物の行動と気持ちがぴったり合うね!」「そっか、Aさんみたいに、この言葉を探せば良かったのか!」という声が上がりました。
その日以降も、相変わらず彼女は恥ずかしがり屋でしたが、以前より発言が増えたと共に、鋭い読みをするようになりました。




じょんじょんでは、教えるべきことは端的にしっかり教えて、考えさせる授業を行なっています。
そのため、子どもたちにとっては、受け身になることは、なかなか難しいんです。



2 集中できない・先生の目が行き届かない

対面授業でも、20人以上の子どもがいると、一人ひとりに気を配るのは容易ではありません。
じょんじょんは、オンライン上でもどの子にも気を配れるように、どの子も発言の機会があるようにと、1クラス5人の超少人数クラスにしています。
「あ、手遊びを始めたぞ」「あ、どこか向いているな」子どもの注意が散漫になったときには、普段とは少し目先の違うことをして、子どもの興味を引くようにしています。
初めは、おうちの方が同じ部屋で見守ってくださることが多いですが、慣れてくると、別部屋で読書や家事をしたり、おうちの方自身がご自分の勉強をしたりしてらっしゃるようです。



また、宿題は、一人ひとりによって異なる宿題を出しつつも、その子が、今どこを理解できていて、どこにつまづいているのか把握するようにしています。
子どもの書いたものは、その子自身を知る情報の宝庫です。
カリキュラムに縛られず、目の前の子たちに合わせて授業を組み、身に付けさせたい力を身に付けさせるような授業プランを作るのは、じょんじょんの得意とするところであります。




以上、オンライン授業でよく聞かれるデメリットに対する、じょんじょんなりの工夫をお伝えしました。
zoomが普及したことにより、どこにいても質の高い授業に参加できるようになったこと、補習校に通わず土日はのんびり楽しめることなどができるようになってきました。
選択肢が増え、とても有り難いことですね!!

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